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( ´∀)・∀),,゚Д)さん
:04/11/27 02:58:10 ID:qyQ5fw2a
この前戦いを挑まれたんだよ、初めてね。
それで、生まれて初めて決闘の約束をしたんだ。正直最初は決闘の約束なんて簡単だと
思っていたよ。こう見えても今まで嘘をついた事が無いのが僕のささやかな誇りだったからね。
でもね、僕が間違ってた。あれは死神がやるものじゃない。人だね、それも強い相手と戦うのが”趣味”の者のやる事だ。
最初に約束の場所に向かう時に、甚だしい気後れを覚えて現場の近くまで来て隠れて様子を伺っていたんだ。
10メートルくらい離れてね。それでなんだか恐怖を感じてそのまま帰ってきたってわけさ。
そうしたらフォルッテシモ君がね「……あの、大嘘つきめぇッ!」とか言っていたよ。
過ちは決して犯さないのが僕さ。
だから構わず逃げたよ。ああ、それはもう逃げたとも。全てを忘れて逃げたよ。決闘の約束とかささやかな誇りとか世界の危機とか色々忘れてね。
何しろフォルテッシモ君は本気で怒っているみたいだったからね。
そうしたら厄介な事になったよ。
ものすごい猛追跡。大変な執念だ。並の戦闘タイプの合成人間では相手にもならないだろうね。
その後再開したと思ったらフォルテッシモ君がえらい剣幕で僕に食って掛かってね。彼には気の毒な事をしたよ。
正直「そのプライドにかけて誓うとも」なんて見栄張らないで黙って立ち去っておけば良かったよ。
心の底からでまかせを言った事を後悔したね。
でもそんなことはおくびにも出さずに「嘘をついたとは心外だな。…ただ、ちょっと忘れていただけさ。」と言っておいたよ。
その方が面白いと思ったからね。
そうは思わないかい?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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