213 :
( ´∀`)さん
:2006/02/27(月) 12:58:16 ID:v9zfQ/t30
Nヽ
( Ow) LO ADING
( っ ) | ̄
と_)) < ̄
214 :
1/7
:2006/02/27(月) 13:00:34 ID:v9zfQ/t30
帰りたいんだ。
もう思い出すことができないほど遠のいてしまったけれども。
返せと誰に言うんだ、何に言うんだ。
┏┓
┃┃ ∧/l lヽ∧
┃┃ (,,゚−゚)(゚ - ゚ )
┃┃ ) S (
┃┃ と_と_ノヽ_つつ
┗┻
215 :
2/7
:2006/02/27(月) 13:01:29 ID:v9zfQ/t30
違うよ、僕が追い出したんだ。
返せといわれたいんだよ。
でも僕は持っていないんだ。
ならソックリに作ればいい。
それともまた奪ってくるか。
いやいや、心痛むのならば失くしたもの
そのものを探し出してみたっていい。
∧/l lヽ∧
(,,゚−゚)( ゚ - ゚)
)つ S (
┃ と_と_ノヽ_つつ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
216 :
3/7
:2006/02/27(月) 13:02:21 ID:v9zfQ/t30
手を伸ばしても何にもたどり着かないんだ。
壁がほしいんだ、僕を覆うように包んでほしいんだ。
人はそれを閉じた環境、閉鎖空間と呼ぶ。
・
∧/l lヽ∧ ┃
(−゚ ,,)( - ゚ )つ ┃
) S 、( ┃
とと_ノと_ノ、_つ ┃
┃
217 :
4/7
:2006/02/27(月) 13:02:55 ID:v9zfQ/t30
構いはしない、僕を包んでくれ、それが僕の皮膚となる。
返せ、返せ、お前の居る空間を、お前の奪う空間を、時間を。
ありとあらゆるものを解体し、お前の立てた前掛けを剥いでいけ。
涙と涎とが沁み込んだ皮膚など剥いでしまえ。
┏┓
┣┛ __,∧
┃ ∧_/lヽ ' -゚)
┃ ( ,,゚−)/ ノ
┃ ) τ ヽ
┃ と_し、_ノ`J'`J
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━
218 :
5/7
:2006/02/27(月) 13:03:27 ID:v9zfQ/t30
僕はいない、何処にもいない。
追い出してくれ、僕というものがあるのなら。
薄皮からチリチリと音を立て青臭く香るお前が溢れていく。
凍えてしまえ、燃えてしまえ、塵になってでもまだ足りない。
匂い立つ、匂い立つ、据えたお前は饐えている。
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∧_ lヽ∧ ┃
(゚−',,>-゚) ┃
( S ノ ┃
/ ノ ヽ ┃
しし' `J`J ┃
219 :
6/7
:2006/02/27(月) 13:04:12 ID:v9zfQ/t30
帰りたい場所は何処だろう。
遠く懐かしいと思えるのなら、そこが僕の故郷だろうか。
帰りたいんだ、最初からなかったとしても、帰りたいんだ。
お前の足音が響くたび、全身を掻き毟って耐えている。
瞼を瞬かせ、睫毛を揺らすその挙動すら許し難い。
┃ ∧/l lヽ∧ ┃
┃ (゚−゚,,)( ゚ - ゚) ┃
┃ ( S ) ┃
┃ | ノヽ | ┃
┃ し'U U`J ┃
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220 :
7/7
:2006/02/27(月) 13:04:44 ID:v9zfQ/t30
そう、だから。
帰りたいんだ。
お前自身が帰る場所になればいい。
そうとすれば、朽ち果てろ。
落ちていけ、果てなどない帰る場所へ向かえばいい。
そここそがお前のみの世界、お前のいない世界がそこにある。
そうだとしたら。
いいなあ。
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| ノヽ | ┃
しU U`J ┃
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